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人間が生きていくために必要な3大要素です。でも、「住」があってこそ、「衣」もいかせるし、「食」も安心して行うことができるものと思います。
だからといって、「住」が一番偉いのではなく、むしろ陰になり日向になり「衣」や「食」を支えているのだと思うのです。
いつもは存在すら忘れている、しかしある時ふと思い出す、時には心の寄りどころにもなる、まるで故郷に入るおふくろのような存在なのかなと思います。
人が住まう器をつくるということは、おふくろが自分を産み落とすまでの十月十日、喜びや不安、苦しみそして痛みなどさまざまな体験や心の揺れを感じながら、一途に出会うであろう我が子を思い、乗り越えてきたのと同じように、いろんな思いをしながら、時には苦しみ、時には笑い、胸ふくらませて、みんなでつくることだと思うのです。
ハウスメーカーのように、いくつかの中から選ぶとか、プランニングに限りがあるというのは、確かに企業にとって効率的であるし、建てる方も楽でいいかもしれませんが、本当にそれで良いのでしょうか。
自動車と同じように、5年から10年ぐらいで買い替えられるならそれでもいいと思いますが、多くの方が一生に一度か、もしくは二度建てられるかどうかなのです。あわてずじっくりと考えられたらいいと思います。
ですから、ご家族だけでなく、視野を広げ、いろいろな情報を手に入れるためにも、良きアドバイザーになれる建築家に相談すると良いのではと思いますがいかがでしょうか。
私たちは、オーナーの方が人生に対し、どのような考えをお持ちなのか、そのようなことから設計が始まるのもと考えております。ただのビジネスという関係でなく、これから一生をお付き合いさせていただくという気持ちで臨んでおります。
ですから、設計している時はいつも、オーナーの方やご家族の楽しそうなお顔を想像しています。この様にしたら、気持ち良いだろうなとか、わくわくするだろうななどと、まるで自分が住むかのように楽しんでいるのです。本当に楽しくなります。それをお伝えしたくて、模型もよく造るのです。
デザインも、使われる材料も人を引きつけるものはあります。ですが、それらもひっくるめた「 空間 」に、心地よさがないと器として生きてこないのではないかと思うのですがいかがでしょうか。
「 空間 」は、お金の多い少ないには関係がないと思います。全く関係がないとは言いませんが、予算がないからできないのでなく、思いがあれば、充分につくっていけます。住まわれる方の思いひとつだと思います。
予算がないから、ローコストのハウスメーカーの住宅ではなく、ローコストだからこそ思いを込めてつくりたい、その様な気持ちになって頂けるととてもうれしいです。
ですから、予算がないからといって、設計を依頼できないとは、考えないで下さい。まずは、相談だけでもしていただけたらと思っております。
若い方でも家が持てる、いや若い世代だからこそ、周りにとらわれない自由な発想があるからこそ、やれるのだということにも挑戦していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
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